購入申込書(買付証明書)とは?売主が確認するポイントをわかりやすく解説

契約

① 購入申込書(買付証明書)とは?

不動産売買全体の流れについては「不動産売買の流れとは?」で解説しています。

購入したい不動産が決まったら、買主から売主へ「この条件で購入したい」という意思を伝えます。

その際に提出するのが、購入申込書(買付証明書)です。

主に、購入希望価格・手付金・住宅ローン利用の有無・契約希望日・引渡し希望日などを記載します。

例えば3,000万円で販売中の物件に対して、「2,900万円で購入したい」と価格交渉する場合も、買付証明書に希望条件を記載して売主へ提示します。

なお、買付証明書の提出=売買契約の成立ではありません。
売主・買主で価格や条件を調整し、双方が合意すれば売買契約へ進みます。

あまり駆け引きをするのではなく、仲介の不動産会社さんに相談しながら交渉内容を決めた方がよいです。安く購入することが目的でしたらよいのですが、一番は一点物の物件を所有することであれば、売り主さまのご性格やご事情もあるので、相談しながら決めることをお勧めします!

不動産売買契約書とは?契約書には何が書いてあるの?

② 買付証明書には何を書く?

購入希望価格

  • 手付金
  • 契約希望日
  • 決済・引渡し希望日
  • 住宅ローン利用の有無
  • 融資予定額
  • その他の購入条件

③ 買付が入ったら売主は何を確認する

単純に「一番高い金額を提示した人」を選べばよいとは限りません。

例えば、

Aさん:3,000万円・住宅ローン利用・仮審査前
Bさん:2,950万円・住宅ローン仮審査承認済み

というケース。

50万円高いAさんを選ぶのか、資金面の準備が進んでいるBさんを選ぶのか。

価格だけではなく、購入条件全体を見る必要があるという実務的な話ができます。

売主さまによっては、「申し込み順」という方もいれば「仮審査」しっかり通ってる方という判断もあります。あくまでも売主次第なので、価格交渉なしで満額、もちろん仮審査済みが一番良い状態になります。

④ 値引き交渉されたらどうする?

3,000万円→2,900万円など、前の記事で触れた話をさらに詳しくします。

ここでは、

  • 値下げする
  • 一部だけ応じる
  • 満額で回答する
  • その他の条件と合わせて交渉する

などを説明。

⑤ 買付が複数入った場合は?

売主や仲介業者がどの買主さんと進めたいかも大きなポイントになるかと思います!

なんとなく雰囲気や態度、交渉内容、質問の内容によって、契約後のちにトラブルになりそうなどを売主は心配します。

あまり細かくない人を望みますし、トラブルになった場合に対話ができる方だったらいいけど、対話できにくい方は断りたいというお気持ちになられます。

案内時に売主立ち合いの場合は、通常通りのご自身で大丈夫ですが、あくまでもこの商品を独占で取り扱っている方というイメージで腰低く対応しておいて損はないかと思います。

⑥ 買付を出したらキャンセルできない?

購入申込みと売買契約の違いを説明します。

ここは法的な表現を慎重にして、

一般的な購入申込書は、売買契約そのものとは異なります。ただし、申込み後に安易なキャンセルをすることは売主や関係者にも影響するため、購入条件を十分確認したうえで提出しましょう。

申し込み時点では、「仮押さえ」「仮申し込み」という観点はございません。

基本的に「買付証明書=売買契約したい」という意思表示になります。

申し込みして翌日に「やっぱり支払いが不安だからやめる」など思う気持ちがあれば、一日考えて申し込みをするようにして下さい。売主にも大変迷惑がかかります。

⑦ 売主が買付を断ることはできる?

売主が買付を断ることは可能です。

売主は売却してものちに、「裁判」「トラブル」「話し合いだけで解決できなさそう」「長期化しそう」など不安な点があれば契約はしたくありません。

値下げ交渉が極端な方、その他交渉が多い方、細かい質問の方は、仲介業者含め断りたい買主に値します。ただ断るにも見た目や雰囲気が嫌だからといった断り方は失礼に値しますし、仲介会社もそれは認めてくれないと思います。

売却に出している以上は、基本的には買主を選べないのが原則ですが、断ることはもちろん可能ですのでその場合は仲介不動産会社にご相談されてみてください。うまく断ってくださると思います。

あくまでも売主さまの所有物なので売主さまが決めることです。

購入条件について合意した後は、重要事項説明・売買契約へ進みます。

重要事項説明とは?」もあわせてご覧ください。

Q&A

Q. 買付証明書を提出したら必ず購入しないといけませんか?

一般的な買付証明書は、売買契約そのものではありません。ただし、売主や不動産会社も契約に向けて準備を進めるため、購入する意思を固めたうえで提出しましょう。

Q. 買付証明書を出せば物件を押さえられますか?

買付証明書を提出しただけで、必ず物件を確保できるわけではありません。売主との条件交渉や合意を経て、売買契約へ進みます。

Q. 販売価格より安い金額で買付を出してもいいですか?

価格交渉を希望することはできます。ただし、値下げに応じるかどうかは売主が判断します。

Q. 複数の買付が入った場合、先着順ですか?

必ずしも先着順とは限りません。購入価格だけでなく、住宅ローンの状況、契約・引渡し時期、その他の条件などを踏まえて売主が判断することがあります。

Q. 住宅ローンの仮審査前でも買付は出せますか?

提出できる場合はあります。ただし、売主からすると「実際に融資を受けられるのか」も重要な判断材料です。住宅ローンを利用する場合は、早めに仮審査を進めておくとその後の手続きもスムーズです。

売主的には、審査が通ってから買付証明書を出してください。又は、審査承認次第でお受付をしますというお考えの売主さまもいらっしゃいます。

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